酒場放浪記

BS放送でやっている吉田類のなかなかの

長寿番組「酒場放浪記」ってご存知ですか?

 

・・・・で、吉田類という人(決して

見栄えが良いオジサンではない)が、

ただただ色んな街の酒場に出没し、

酒を飲みつまみを食い、店主や女将さん、

そして、その家族、スタッフ、

馴染みの客との絶妙なやりとりを、

毎回シンプルに見せるだけ。

 

ある種、ちょっとだけ演出されたドキュメンタリーである。

 

先に言っておきますが、

私はアルコールは一切やりません。

そのお酒に全く興味のない私が、

なぜ?!この番組を結構楽しみに見てしまうのか?

 

・・・・・・・考えてみました。

 

この番組の場面で重要なファクターは、

 

長い間、常連に愛され営んでいるところ。

 

伝承されてきた味付け・メニュー。

 

亭主のこだわり。

 

常連客の応援体制。

 

新規客が来てメニューに迷っていると、

カウンターの先輩が「これとコレ!いってみな」

などと、おすすめを教えてくれる。

 

最近よくあるお笑い芸人や、

ちょっと売れなくなったタレントや女子アナが、

ロケをしながらトーク中心のワザとらしく、

色んなお店を紹介するという番組とは、全く違う。

 

とにかく、ほのぼのして、いい気持ちになって、

商売の勉強になって、

ちょっぴりお腹もすいてくる。。。。

(酒飲みなら、ついつい一緒に飲んじゃうんだろうな)

 

そして、この番組の最大の隠し味!

バックに流れるBGM! 抜群の選曲、

60~70年代のロックミュージック。

これもまたカラダとハートが喜んじゃう。

メインのテーマソングも洒落てる。

 

古きの中に新しきがあって、

「こだわり」と「おもてなし」

親切なお節介のバランスが・・・・。

 

そして大事なことは、

ズケズケと土足で相手に近づかないシャイな優しさ。

 

これがこの番組に魅せられるワケと、

私は感じているのだ。

 

本日は、異業種から学ぶでした。  暁光