海に抱かれて

いい天気。

この地では、珍しく風もない穏やかなビーチ。

ここに、イヤ!ビーチ自体に二年半ぶりに来た。

砂浜を歩いた。(まだ片方、杖をついてだけど・・・)
流木や貝殻や潜る砂が、私の足取りにトラップを仕掛ける。

それにもめげずヨタヨタと・・イヤ、ヒシハシと歩いた。

 

海辺で飲むミネラルウォーターの美味さ、あ~~~!本当に二年半ぶり。

この場面を私の主治医が、及びICUを始め病院のスタッフが見たら、

どう思うだろう(苦笑)。

おそらく・・・学会発表もの?でしょう。

頸椎損傷・重度の後縦靭帯骨化症。

 

 

物体となって、生存していく可能性もあっただろうし、

自分を失って、心臓だけを動かし続けるということもあっただろし・・・、

でも、海を見ながら歩いてる。

これが奇跡と言わず、何と言う?

不死身と言わず、何と言う?(これ自分で言うことじゃないけど、よく言われる)

 

ボクの歩みは、見守り・応援してくれてる人たちの形ですよ。

ただ『運』が良かっただけではない!

 

この二年半、語りつくせないドラマがあった。

これらは、また追々このブログでお披露目させて下さい。

 

波乗りに行って、メチャンコ混んでて、

波が悪くて「クッソ~!!」と言いながら、

海から出てくる・・・そんな幸せな日常を遮断された。

だからこそ、今の当たり前の幸せに心から喜び感謝する。